【西伊豆の魅力!】海と空に包まれる町・旧戸田村の魅力

こんにちは、西伊豆オートキャンプ場の管理人です。

西伊豆の中でもひときわ個性的な魅力を放つエリア、それが旧戸田村(へだむら)。現在は沼津市に編入され、「沼津市戸田」という地名となりました。海と山に囲まれたこの小さな港町には、他では味わえない魅力がたくさん詰まっています。

今回はそんな旧戸田村の見どころやグルメ、歴史を、西伊豆目線でご紹介していきます!


駿河湾の絶景と、どこまでも広がる空

旧戸田村の最大の魅力は、雄大な駿河湾と、そこに沈む夕陽

西伊豆ならではの入り組んだ海岸線と、目の前いっぱいに広がる海と空。夕方になると、戸田港から望む夕日は海を真っ赤に染め、思わず息をのむ美しさです。
カメラを構えたくなる瞬間が、1日の中で何度も訪れます。

中でもおすすめは、御浜岬(みはまみさき)。湾に向かって細長く伸びるこの岬は、まるで海に浮かんでいるかのような絶景スポット。晴れた日には、駿河湾越しに雄大な富士山を望むこともできます。

同じ伊豆半島でも、東側の東伊豆伊東エリアとは違う、素朴で力強い景色が戸田には広がっています。

深海魚グルメの宝庫

戸田といえば、「深海魚の町」としても知られています。実は駿河湾は、日本で最も深い湾のひとつ。その恩恵で、戸田の漁港ではさまざまな深海魚が水揚げされるのです。

なかでも有名なのが、タカアシガニ。世界最大級のカニとして知られ、脚を広げると3メートル近くにもなるインパクト抜群の姿。地元の旅館や食堂では、このタカアシガニを丸ごと1匹使った料理をいただくことができます。ぷりっとした身と、ほのかな甘みが特徴で、一度食べたら忘れられない味に。

また、「ゲホウ」「メヒカリ」など、普段なかなか食べる機会のない深海魚も、戸田では煮付けや唐揚げで手軽に楽しめます。

熱海伊東といった有名観光地で味わうグルメとはまた違った、戸田ならではの“海の恵み”を、ぜひ堪能してみてください。

歴史好きも必見! 戸田造船郷土資料博物館

海だけでなく、旧戸田村には日本の造船史に名を残す歴史もあります。

幕末、ロシアの軍艦「ディアナ号」が戸田沖で座礁した際、修理のためにロシア人と地元民が協力して造船を行ったという逸話が残っています。完成した船は「ヘダ号」と名づけられ、日本とロシアの交流の象徴となりました。

その歴史を今に伝えるのが、戸田造船郷土資料博物館。当時の資料や模型、漁具などが展示されており、地元の造船文化や漁業の変遷を知ることができます。小規模ながら見ごたえがあり、大人も子どもも楽しめるスポットです。

河津桜の名所としても見逃せない!

少し早い春を感じたい方には、河津桜の並木道もおすすめです。

例年2月中旬から3月上旬にかけて、戸田の町中や海沿いに鮮やかなピンクの桜が咲き誇ります。規模は本場・河津町には及ばないものの、その分混雑が少なく、のんびりと散策できるのが魅力。

青く広がる駿河湾と、桜のピンクが織りなすコントラストは、この時期だけの特別な絶景です。

まとめ:旧戸田村で、海と空と深海魚に出会う旅へ

伊豆半島には、東伊豆熱海伊東といった有名観光地が数多くありますが、旧戸田村にはそれらとはまた違った、ディープで素朴な魅力が息づいています。

深い海と、広い空。そして、地元の人々のあたたかさ。
一度訪れれば、きっと何度でも足を運びたくなる場所になるはずです。

西伊豆を旅する際には、ぜひ戸田にも立ち寄ってみてくださいね!

西伊豆オートキャンプ場からもアクセス良好!

当キャンプ場から旧戸田村までは、車でおよそ40〜50分程度。海沿いの道を走るだけでも、気持ちがぐっと開放されるドライブコースです。

キャンプで自然を満喫した翌日に、戸田まで足を延ばして「海と歴史を楽しむ日帰り旅」というプランもおすすめ。新鮮な深海魚を味わい、御浜岬で夕陽に包まれる…そんな贅沢な1日を、ぜひ体験してみてください。


各地から西伊豆オートキャンプ場へのアクセス目安(車での所要時間)

西伊豆オートキャンプ場は山の中に位置する静かなロケーションですが、都市部からも十分に週末圏内です。

  • 横浜・川崎から:約2時間30分〜3時間
  • 静岡市中心部から:約2時間
  • 沼津市中心部から:約1時間30分

※交通状況や季節により変動します。週末や連休中は余裕を持ったご計画をおすすめします。